はじめに
郵便局で荷物を送るときによく見かける「ゆうパック」。
ですが、「宅急便と何が違うの?」「どうやって送るの?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ゆうパックの仕組みや料金、送り方、追跡方法、集荷の依頼方法までをわかりやすく解説します。これを読めば、初めての人でも迷わず送れるようになります。

ゆうパックとは
ゆうパックとは、日本郵便が提供する荷物配送サービスのことです。郵便局が取り扱うため、全国どこでも対応しており、離島や山間部でも確実に届けられるのが特徴です。
一般的な宅配便(ヤマト運輸の「宅急便」や佐川急便の「飛脚宅配便」など)と同じように、荷物を箱に詰めて送り先の住所に届けることができます。
ゆうパックは以下のような特徴があります。
- 全国一律の料金体系(距離とサイズで決まる)
 - 追跡サービス付きで安心
 - 郵便局だけでなく、コンビニや集荷依頼も可能
 - 再配達にも対応
 - 郵便局間のネットワークを活かした安定した配送
 
ゆうパックの料金体系
ゆうパックの料金は、**「サイズ」と「あて先(距離)」**によって決まります。
● サイズの考え方
サイズは「縦+横+高さの合計」で決まります。
たとえば以下のように分類されています:
| サイズ | 合計の長さ | 例 | 
|---|---|---|
| 60サイズ | ~60cm | 小物、衣類など | 
| 80サイズ | ~80cm | 本や雑貨 | 
| 100サイズ | ~100cm | 食料品など | 
| 120サイズ | ~120cm | 家電や靴など | 
| 140サイズ | ~140cm | 大きめの荷物 | 
| 160サイズ | ~160cm | 大型家電、布団など | 
● 料金の目安
例えば東京から大阪へ送る場合:
| サイズ | 料金(おおよそ) | 
|---|---|
| 60サイズ | 約820円 | 
| 80サイズ | 約1,030円 | 
| 100サイズ | 約1,280円 | 
| 120サイズ | 約1,530円 | 
(※実際の料金は地域によって異なります)
● 割引サービス
ゆうパックには、以下のようなお得な割引があります。
- 持込割引(120円引き):郵便局やローソンなどに自分で持ち込むと割引
 - 同一あて先割引(60円引き):同じ相手に2回目以降送る場合
 - 複数口割引:同じ宛先に複数個同時に送る場合に適用
 
これらを組み合わせると、かなりお得に利用できます。
ゆうパックの送り方
ゆうパックは、いくつかの方法で送ることができます。
① 郵便局に持ち込む
最も基本的な方法です。荷物を梱包して、近くの郵便局の窓口に持っていきます。
その場で送り状(伝票)を記入し、料金を支払えば完了です。
必要に応じて、ゆうパックの専用箱(有料)も購入できます。
② コンビニから送る
ローソン、ミニストップ、セイコーマートなど、一部のコンビニでもゆうパックを取り扱っています。
仕事帰りや休日でも気軽に出せるのが便利です。
ただし、コンビニによっては取り扱っていない場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
③ 集荷を依頼する
「荷物を持ち出すのが大変」「大量に送りたい」場合は、集荷サービスを利用しましょう。
郵便局のウェブサイトや電話で申し込むと、自宅まで配達員が荷物を取りに来てくれます。
このサービスは無料で利用できます。

ゆうパックの追跡方法
ゆうパックには、すべて「お問い合わせ番号」が付いています。
この番号を使うことで、今荷物がどこにあるのかを簡単に確認できます。
● 追跡のやり方
- 日本郵便の公式サイトにアクセス
 - 「追跡サービス」ページを開く
 - お問い合わせ番号(伝票の右上)を入力
 - 現在の配送状況が表示されます
 
スマートフォンアプリ「ゆうパックスマホ割」や「ゆうパック追跡アプリ」でも確認できます。
ゆうパックの便利機能
● ゆうパックスマホ割
スマホアプリを使えば、宛名ラベルの手書きが不要。
宛先情報をアプリで入力し、郵便局でQRコードを見せるだけで発送できます。
しかも、180円の割引が受けられます。
● 置き配(置き場所指定)
不在時でも受け取れるように、玄関や宅配ボックスなどに置いてもらう設定も可能です。
ただし、貴重品や高額品は置き配対象外です。
ゆうパックを利用するときの注意点
便利なゆうパックですが、いくつかの注意点もあります。
- 現金・貴重品は送れない
ゆうパックでは現金や貴重品を送ることはできません。現金を送りたい場合は「現金書留」を使います。 - 壊れやすいものはしっかり梱包
割れ物や精密機器は、プチプチなどで丁寧に保護しておきましょう。
「ワレモノ」シールを貼ると扱いが丁寧になります。 - 大きすぎる荷物は送れない
縦+横+高さの合計が170cmを超えるもの、または30kgを超えるものは送れません。 - 冷蔵・冷凍品は「チルドゆうパック」
食品や生ものを送りたい場合は「チルドゆうパック」を利用します。
冷蔵(10℃以下)で配送してくれるサービスです。 
他社の宅配便との違い
| サービス | 提供会社 | 特徴 | 
|---|---|---|
| ゆうパック | 日本郵便 | 郵便ネットワークを活用、全国対応、割引多い | 
| 宅急便 | ヤマト運輸 | きめ細かい時間指定、スピーディー | 
| 飛脚宅配便 | 佐川急便 | 大口発送に強い | 
「日本全国、どんな地域にも確実に届けたい」という場合は、ゆうパックが安心です。
まとめ
ゆうパックは、全国どこでも安心して荷物を送れる日本郵便の配送サービスです。
料金はサイズと距離で決まり、郵便局・コンビニ・集荷など多様な方法で発送できます。
さらに、スマホ割や割引制度を使えば、便利でお得に利用できます。
ポイントをおさらい:
- サイズと距離で料金が決まる
 - 郵便局・コンビニ・集荷から送れる
 - 追跡番号で荷物の状況を確認できる
 - 割引制度を活用すればお得
 - 壊れ物や冷蔵品には専用のサービスを使う
 
初めてゆうパックを利用する人でも、この記事を参考にすれば安心して荷物を送れるはずです。


			
			
			
			
			
			
			
			
コメント