— 症状・対処法・注意点・回復までの流れを徹底解説 —
冬の定番ともいえる「インフルエンザ」。
毎年流行し、多くの人がかかる可能性がある病気ですが、実際に自分がかかると、
「仕事はいつから行ける?」
「薬を飲んだのにまだ熱が続く…大丈夫?」
「家族にうつさないためには?」
「病院へ行くタイミングは?」
など、分からないことだらけになります。
この記事では、インフルエンザにかかった時に本当に役立つ情報を、初心者向けにわかりやすく解説します。
自宅でできる対処法、食事、水分、薬の知識、回復の目安、職場復帰までの流れなど、必要な内容をまとめています。

1. インフルエンザの基本を知る
まずは、インフルエンザがどんな病気なのかを理解しておくと、対処がスムーズになります。
■ インフルエンザとは?
インフルエンザウイルスによって発症する急性の感染症です。
A型・B型があり、毎年の流行の中心はこの2つ。
■ 一般的な症状
インフルエンザは、普通の風邪と比べて突然症状が出ることが特徴です。
- 高熱(38〜40度)
- 強い寒気
- 頭痛
- 関節痛・筋肉痛
- 全身のだるさ
- 咳・喉の痛み
- 食欲不振
症状の“重さ”が風邪とは全く異なります。
■ 感染力が非常に強い
発症1日前から、症状が治る数日後までウイルスをまき散らします。
家族や職場へうつりやすいので、対策が重要です。
2. インフルエンザかも?と思ったらやるべきこと
■ 早めに病院へ行くべき理由
インフルエンザは「発症してから48時間以内」に抗ウイルス薬を使うと効果が高く、
重症化の予防にもつながります。
特に以下の場合はすぐ受診してください。
- 38度以上の熱が急に出た
- 関節痛・悪寒が強い
- 周囲でインフル流行中
- 高齢者・子ども・妊娠中
- 基礎疾患のある人(喘息・糖尿病など)

■ 受診のタイミング
- 発熱して数時間〜半日程度経つと、検査で陽性を判定しやすくなります。
- 熱が出てすぐ行くと、まだウイルス量が少なく、陰性になることがあるため注意。
■ 自己判断で出勤はNG
「熱はあるけど今日中に終わらせたい仕事がある…」
こう思う人は多いですが、感染拡大の原因になります。
体調が悪ければ無理せず休むことが社会的にも大切です。
3. インフルエンザと診断された後の過ごし方
■ まずは安静と睡眠が最優先
ウイルスと戦うのは自分の免疫力。
寝ることが治療の第一歩です。
■ 水分補給をこまめに
特に高熱時は脱水になりやすく、以下の飲み物がおすすめです。
- 経口補水液
- スポーツドリンク
- 白湯
- お茶(カフェイン控えめ)
※一気に飲むのではなく、数分おきに少しずつ。
■ 食事は無理に食べなくてOK
食欲がない時は無理に食べなくても大丈夫です。
食べられるようになってきたら以下から再開すると楽です。
- お粥
- うどん
- 野菜スープ
- バナナ
- ヨーグルト
脂っこいもの、冷たいアイス、刺激物は避けましょう。
4. 処方される薬と特徴
■(1)抗インフルエンザ薬
ウイルスの増殖を抑える薬。
代表的なものは以下。
- タミフル(飲み薬)
- リレンザ(吸入)
- イナビル(吸入)
- ゾフルーザ(飲み薬・1回ですむ)
効果は48時間以内に使うほど高くなります。
■(2)解熱剤
「熱が高くてつらい」ときに使います。
ただし、インフルエンザで使ってはいけない解熱剤もあるので注意が必要です。
使ってOK
- アセトアミノフェン(カロナールなど)
避けるべき
- アスピリン系
- NSAIDsの一部(子どもは特に危険)
診察時に必ず医師に確認しましょう。

5. インフルエンザの症状の経過(発症〜回復まで)
一般的な症状の流れは以下の通りです。
● 発症0〜1日目
- 強い寒気
- 急な高熱
- 関節痛
- 頭痛
→ 最もつらい時期
● 2〜3日目
- 熱が下がり始める
- 寒気が治まる
- 食欲が出てくる
→ 油断すると悪化するので安静に
● 4〜5日目
- ほぼ平熱
- だるさが残ることがある
→ この時期も無理は禁物
● 1週間ほどで回復
体力が落ちているので、しばらくは軽めの活動に留めると良いです。
6. 家族にうつさないための対策
自宅療養で最も大切なのがこれです。
■(1)部屋を分ける
可能なら一部屋隔離が理想。
■(2)マスクを着用
寝る時も、家族が近づく時も必須。
■(3)加湿をする
湿度は50〜60%が理想。
乾燥するとウイルスが長生きします。
■(4)タオルは共用しない
歯磨きコップも絶対に共有しない。
■(5)こまめに換気する
1時間に5分程度で十分です。
■(6)手洗い・うがいを徹底する
石けんで30秒は洗いましょう。
7. 仕事・学校はいつから行けるの?
ここが最も気になるポイント。
■ 大人の職場復帰の目安
厚労省のガイドラインでは、
- 発症後5日経過
- 解熱後2日経過
が目安とされています。
職場によって独自基準があるため、会社に確認するのがベスト。
■ 子どもの場合(学校保健法)
- 発症した後5日経過
- かつ解熱後2日経過
両方満たす必要があります。
8. インフルエンザの時にしてはいけないこと
以下は悪化や再発の原因になります。
● 熱が下がったからといって突然動き回る
回復しかけの時ほど危険。
● お風呂で体を冷やす
湯船はOKですが、長湯は避ける。
● たくさん汗をかくために厚着する
逆効果。高熱時は体温が上がりすぎる場合があります。
● アルコールを飲む
薬との相互作用も危険。
● 食べすぎ
胃腸に負担がかかり回復が遅れます。
9. 再度受診すべき症状
以下は重症化のサインの可能性があります。
- 呼吸が苦しい
- 意識がもうろうとしている
- けいれん
- 水分が全く取れない
- 高熱が4日以上続く
- 咳が悪化して胸が痛い
- 子どもがぐったりしている
迷ったらすぐ病院へ。
10. インフルエンザにかからないために(予防編)
■(1)ワクチン
重症化を防ぎ、感染可能性も下げる効果があります。
■(2)手洗い
最も基本で最も効果的。
■(3)加湿
湿度50%以上で感染力は激減。
■(4)十分な睡眠
免疫力UPにつながります。
■(5)バランスの良い食事
特にビタミンC・タンパク質が重要。
■(6)人が多い場所ではマスク
流行期は必須。
11. インフルエンザ Q&A(よくある疑問)
Q. 熱が上がったり下がったりするのは普通?
A. よくある症状です。夕方に熱が上がることも多いです。
Q. 汗をかくと熱は下がる?
A. 体内の熱が逃げることで一時的に楽になりますが、ウイルスが治ったわけではありません。
Q. お風呂は入っていい?
A. 熱が37.5度以下ならOK。ただし短時間で。
Q. 家族全員にうつる?
A. 対策を徹底すれば防げます。特にマスクと加湿が有効。
12. まとめ:正しく知って、安心して回復しよう
- インフルエンザは早期受診が大切
- 発症から数日は無理せず寝て過ごす
- 水分・加湿・安静が基本
- 家族へうつさない工夫が重要
- 症状は1週間程度で回復
- 職場復帰のタイミングは「発症5日+解熱2日」が目安
インフルエンザはつらい病気ですが、
正しい知識があれば不安を大きく減らし、
安心して自宅療養を続けることができます。


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