【初心者安心】VBSでExcel操作　チャットGPTの便利な活用例

2024年9月29日2024年10月21日

VBS（VBScript）とは？

VBS（Visual Basic Scripting Edition）は、Windows環境で動作する簡単なスクリプト言語です。特にExcelやWordなどのOfficeアプリケーションを操作する際に便利です。

VBA（Visual Basic for Applications）に似た使い方ができ、Excel操作の自動化やタスクの簡略化に利用されることが多いです。手作業で行っていたExcelのデータ入力や整理などを、自動化できる点でビジネスでもよく活用されています。

チャットGPTを使用してVBSを作成

チャットGPTを使えば、プログラミングに詳しくない方でも簡単にVBSコードを生成することができます。例えば、次のように質問するだけで、すぐに使えるコードを入手できます。

質問例：ExcelのセルA1にテキストを入力するVBSコードを教えてください。

これに対して、チャットGPTは次のようなコードを生成します

Dim objExcel

Set objExcel = CreateObject(“Excel.Application”)

objExcel.Visible = True

Dim objWorkbook

Set objWorkbook = objExcel.Workbooks.Add

Dim objWorksheet

Set objWorksheet = objWorkbook.Sheets(1)

‘ セルA1にテキストを入力

objWorksheet.Cells(1, 1).Value = “こんにちは、Excel!”

‘ ファイルを保存

objWorkbook.SaveAs “C:\Users\あなたのユーザー名\Desktop\Example.xlsx”

‘ Excelを終了

objExcel.Quit

Set objWorksheet = Nothing

Set objWorkbook = Nothing

Set objExcel = Nothing

＜説明＞

• CreateObject(“Excel.Application”): Excelアプリケーションを起動します。

• objExcel.Visible = True: Excelのウィンドウを表示する設定です。

• objWorkbook = objExcel.Workbooks.Add: 新しいExcelブックを作成します。

• objWorksheet = objWorkbook.Sheets(1): 1枚目のシートを選択します。

• objWorksheet.Cells(1, 1).Value: セルA1にテキストを入力します。

• objWorkbook.SaveAs: Excelファイルを指定のパスに保存します。

• objExcel.Quit: Excelを終了します。

実際にVBSファイルを作成する手順

1. まず、上記のコードをコピーします。

2. メモ帳などのテキストエディタを開き、コピーしたコードを貼り付けます。

3. ファイルを「.vbs」拡張子で保存します。例：example.vbs

4. 保存したファイルをダブルクリックすると、Excelが自動で起動し、セルA1に「こんにちは、Excel!」というテキストが入力されたファイルが作成されます。

VBSの応用

上記のコードに手を加えることで、さらに複雑な操作も自動化できます。例えば、特定の範囲にデータを入力したり、既存のExcelファイルを開いてデータを加工したりできます。次の例では、既存のExcelファイルを開き、セルA1の値を取得してメッセージボックスで表示します。

Dim objExcel, objWorkbook, objWorksheet

Set objExcel = CreateObject(“Excel.Application”)

Set objWorkbook = objExcel.Workbooks.Open(“C:\Users\あなたのユーザー名\Desktop\Example.xlsx”)

Set objWorksheet = objWorkbook.Sheets(1)

‘ セルA1の値を取得して表示

MsgBox objWorksheet.Cells(1, 1).Value

objWorkbook.Close

objExcel.Quit

Set objWorksheet = Nothing

Set objWorkbook = Nothing

Set objExcel = Nothing